発達障害で有効な療育方法とは?集団前にすべきこと?

絵カードの使い方

療育と聞くと病気の療養かな?と思うかもしれませんが、それとは違うのです。

「療育」とは、発達障害とうい個性を持つ子供が日常生活を円滑にするための方法です。

じっと座るとか身辺の自立(トイレ、着替え、歯磨き)を覚えるとか、言葉が出る様にするというようなことを親子で学ぶ場所が療育の施設になります。

療育と療育方法や効果は?

スポンサーリンク



療育の効果は、低年齢の方が効果が出やすいと言えます。

小学校や中学校へ入ってからでは、授業があるため療育自体がそうそう簡単には時間をかけて出来なくなり
また、施設側も受け入れにくいのが現状です。

ただ、学校へ入ってからの場合、放課後デイケアサービスというサービスで療育を行っているところもあります。
このお話に登場する息子さんは、お母さんといっしょにそうしたサービスに見学へ行っておられます。

では、なぜ低年齢の方が効果があるのでしょうか?

療育を子供が覚えていくのにとても時間がかかり、1日療育をしたからといってすぐ効果が出るものではありません。

例えば1年かけてようやく一語(ママ、パパなど)が出るようになったというレベルです。

普通のお子さんの様にはいかないのが現実で、小さなステップで毎日、何千回も覚えて欲しい行動を繰り返していきます。

それでも療育を怠れば忘れてしまい、先生も、親御さんも根気がいる作業ですね。

発達障害の子供は疲れやすため、嫌になるとパニックや物を投げたりと先生や親にもあたってきます。なぜなら、ことばで「疲れているからしたくない」ということが言えないからですね。

親としては、自分が発達障害ではないのでその点、本人がことばに出来ない部分をさっして行動していかなくてはいけません。
これって、とても大事なことなのですね。

毎日が困難の連続です。「どうして出来ないのかな?」と自分に自問自答しています。

そのため、低年齢の早い段階から療育を行うことで覚えるべきことを何回も出来るからです。

継続は力なりで、学校の先生も言っていましたが、本人が自分は出来るんだと自信を持っていくこと、周りが褒めることで発達障害の子供は伸びるそうです。

このあたりは、自身でも観ましたが、NHKでも職場に発達障害の卒業生を雇用して仕事に打ち込む様子を放映していましたね。
仕事がまわりから認められていると感じることがとても大切なのです。

もちろん、それはまわりの理解がないと絶対続きません。

発達障害の療育センター、療育施設とは?

療育の施設はお住まいの近くにもあると思われます。

調べて見学へ行ってもいいし、療育手帳をお持ちでしたら発行時にもらう冊子にのっていたりします。

見学をしてから施設を決めて、市役所で受給者証を申請します。
そしてコーディネーターの方と計画支援を立てて、初めてその施設へ通えるようになります。
ご察しの通りとても時間がかかりますし、施設の見学も複数回れば時間がかかりますね。

出来れば早期に障害が分かれば早めに動いたほうがいいのは

多くの療育施設は4月からしか入れないところが多く、職員の人数で預かれる子供の人数に制限があるからです。

逆に入園を視野に入れると2歳の早い段階で障害を発見できて手続きに入れると、3歳から療育施設に入ることが出来るようになります。

なかなか難しいとは思いますが早めに行動できた方が後々いいのです。遅くて入れなかった経緯があります。

療育施設は様々で、自分の子供に合っている、本人が行きたがっている場所を見学するのがいいのですが、行くのは親ではなくお子さんで、その点は注意したほうがいいですね。

親に合わせるとうまくいかないことが多いからです。

世帯年収で1週間に行ける回数が決まり、おおよそ1週間に1回で5,000円あたり。

回数を増やすと料金も上がってくるので、入園している場合は料金面の負担が大きいですね。

施設自体は、親も一緒に同伴する場合や、子供だけ行くなど色々です。

バスの送迎があるところもあようですが、行けない場合は残念ですが、効果が出た親御さんもいますし、あまり出なかったという場合もあります。

そのため、療育施設だけではなく、親もペアレントトレーニングに参加したり、通信講座を受講したり、本を読んで勉強や、同時に色々なことをする方がいいともいいですね。

発達障害の子は刺激をあたえることで成長します。

体験した方では、外出すると暴れたり、パニックになったりすることが多く、外出するのが嫌なのか本音。

でも子供のために、嫌がらない時はプール、公園、スキー場や海など色んな所へ連れて行っています。親はストレスになりますが、成長を感じられるので負担のない程度に外出した方がいいことになります。

療育手帳をもらうための相談や検査はどこで?どこに取りに行く?

また、療育手帳は、もよりの児童相談所で検査を受けての発行になります。

ただし知的障害がある児童しか発行されません。軽度、中度、重度と重くなってきます。

知的検査は子供しか受けられないため、親は見れないので結果だけその場で聞いて、後日連絡が来て、手帳をもらいに市役所に行く順番となります。

療育手帳の判定は、都道府県でまったく違います。

手帳自体の名前や判定方法も違い、重度でも手帳をもらわない親御さんもいますが、取得しておいたほうがいいですね。

その理由は、小学校への入学に必要になるかもしれないし、万が一自立(仕事に就く)が出来ないという状況になった時に、障害年金の制度を使えるからです。今は、施設の割引等にしか使っていませんが、成人した時の心配が一番大きいからですね。

就職できても発達障害の場合は、協調性がないのでうまく集団になじめないことが多いので辞めてしまうことも考えられます。
親亡き後のことも考えると是非取得しておいて損はないと思います。

療育手帳自体は、グレーゾーンで知的検査で70以上ある場合は、なかなか手帳自体が出ないことが多いです。

更新制度があって都道府県で違いますが、何年かに1回の更新で検査をまた受けなくてはいけません。
この更新のときに手帳を返却する場合もあります。

絵カードとはどんなもの?その使い方は?素材は無料?

スポンサーリンク



療育で効果的な方法の一つに「絵カード」があります。

ネットで検索すると無料の素材は沢山ありますが、絵カードの本をコピーして使ったり、親御さん自身が作成する場合もあるようです。

その子供さんは家にいて母親が作ったりする時間がなかったため、ネットの通信販売で購入しました。
同じく自閉症のお子さんがいる親御さんが状況を知って作っていたのでとても便利でした。

その通信販売では色々購入した中で、絵カードも生活場面や学校で使うカードなど、セットで、しっかりラミネートされ、長く使えます。それ以外に、カレンダーや日程表など、少し値段がするものものあります。

絵カードの使い方は、例えば朝起きてして欲しいことがあるとするならば・・

「トイレ、お着替え、食事、歯磨き」などが身近な行動になりますね。

そこで、ダンボールに事前にこの4つの行動が書かれている絵カードが貼られています。

発達障害の子は、すぐ注意がそれてしまうので事前に用意しておくことがとても大事で

そのためスピードが必要になり、そこでまず、本人の注意を絵カードに向かせます。

ここがとても大事になります。

注意がそれやすいため、「ごほうび」といわれる、本人が好きなおもちゃなどを使いながら絵カードへ視線がくるようにします。

そこでゆっくりと大きな声で順番に「絵カード」を読んでいきます。

①トイレ

②お着替え

③朝食

④歯磨き

というふうに番号をつけてもいいでしょうか。

本人が指差しをするように促してもいいと思います。

ある程度行動が出来る場合はいいのですが、行動が難しい場合は、手や体を動かしてあげてその場所まで一緒に行ってあげます。

朝の忙しい時間ですがここは時間をさいた方がすんなりといくのです。

発達障害の子は、ゆっくりと時間が進んでいくので焦らせたりすると逆効果で暴れたり物を投げたりします。

出来るだけゆとりのある予定でゆっくりと進めてあげて下さい。

せっかちな場合は、このあたりがいつも苦労するところです。

子供の時間の流れと、普通の大人の時間の流れは感じ方も全く違います。

2歳だと難しいかもしれませんが、入園しているお子さんですと、場所の名前も覚えるのもいいとも言われます。

ここでも絵カードが役立ち、例えば「トイレ、洗面所、台所など」

自分が毎日使う場所が書かれた絵カードを使って「この絵カードはここです」と

いう感じで使います。その場所に絵カードを貼ってもいいですね。

発達障害、自閉症スペクトラムの子は目から入る情報には強いのですが、耳から聞こえることばは理解できません。

そのため、絵カードを使って行動を促します。ただ言葉は添えることは大事なのです。

なぜなら、その後の言葉の発声につながるからです。

様々な場面で使え、朝の行動、おもちゃの片付け方、学校へ持っていく荷物の確認、学校や帰宅後の予定、土日の休日に何をするか決める時、お風呂ですること。

体の洗い方、トイレの仕方、1日の行動予定表などの場面で、紙へ貼り付けて指差して毎日説明しています。とにかく目にうったえられるようにします。

応用行動分析学(ABA)とは?発達障害でやる気を引き出す方法は?

スポンサーリンク



絵カードも入るのですが、「応用行動分析学ABA」はとても役立ちました。

最初、学校の支援学級へ入って欲しかったので始められました。
その子供さんは無理でしたが、グレーゾーンという支援学級から普通学級へ入れたいと考えている親御さんにはとても役立つと思われます。

ABAは健常のお子さんを育てられているお母さんにもとても役立ちます。

ちょっと手がかかるお子さんにもいいですね。

基本は子育てですから、そこにプラスアルファする方法のイメージですね。

今は個人でABAトレーナーをしている方も多いそうです。

都会では自宅へトレーナーを呼ぶ方もいるそうです。無理でしたらユチューブの動画でも配信されています。参考に見ている方も多かもしれません。

ABAは基本、子供のやる気を引き出す方法です。

子供さんは当時、園を退園してから引きこもり、やる気がなくふさぎこんでいました。

なぜ園へ行けないのか問いただし過ぎたかもしれません。
どんどんと自分の殻に閉じこもっていきましたが、追い詰めすぎると良くない方向にいく場合も多いでしょうか。

どうすればこの殻を破れるのか悩んだ末にたどり着いたのがABAの1冊の本でした。

それと同時に療育の通信講座を受講してその2つで親子2人で療育に挑みました。

最初は、ぜんぜん興味がなく、家の居間をぐるぐる回るという多動の症状がおさまりません。

多動が出るのは興味がない、嫌なことを言われたなど不快なときに出てきます。

そこで気持ちを落ち着かせるには「トランポリン」がいいというので購入してみたら、ぐるぐる意味もなく回る行動はおさまりました。これは、通信講座の先生のおかげです。

そこで短時間でABAを毎日集中力のある午前中に行い、小さい机に向き合ってします。

そこで大事なのが「ごほうび」。本人が好きなお菓子、おもちゃを持って注意を向けます。そこで子供にして欲しい課題を机の上に置きます。

この「ごほうび」は出来るだけバリエーションが多いほうが良くて、発達障害の子はすぐに飽きやすく、注意が向いてしまうので「ごほうび」はバックなどに隠しておきます。注意が向いてからが本番なのですね。

例えば、色、かたち、物の名前などを覚えて欲しい時は、小さい机に向かい合ってカードを机に置きます。

大きな声でゆっくりと絵カードを指差して色の名前を言います。その後、ことばが出ているようならば、本人にしゃべるように促します。口をオーバーに動かしてもいいでしょうか。

上手に出来たらオーバーリアクションで「すごいね!出来たね!」という感じでほめて「ごほうび」であるお菓子やおもちゃをあげます。

同じことをしたらいいものがもらえると頭にインプットされるのでまた繰り返してくれます。

これを色々な課題で毎日毎日、何千回と繰り返します。

出来たら次の課題へ行きますが、1日に1種類の方がいいでしょうか。

今日は色、明日は、カタチみたいに。

前の日の課題が出来ていない場合は出来るまで繰り返します。

これを繰り返して、最後は、「ごほうび」がなくてもほめるだけで行動することが出来るようになります。

ここで一番大事なのは「ほめる」ということです。私はテンションが低いので苦労しましたが、かなりのオーバーリアクションでほめて下さい。動画で見るのも参考になります。

こうしたカタチの連続で、「課題」プラス「ごほうび」プラス「ほめる」、これが基本になります。

あとは、課題が、ボタンを閉める、ひらがなを覚える、名前を書くと少し高度になってきても基本は同じです。

大事なのは、短時間で済ますのですが、発達障害の子供は待てません。

集中できても30分ぐらい、本人の好きなことはじっと取り組めますが、したくないことをさせる場合はもって30分です。

どうしても長くしないといけない場面もあります。

課題ではないですが、遊びに行った先など長く待たなくてはいけない時、パニック、騒ぐこともありますが、そうした場合、本人が疲れている、体調が悪い場合もあります。

その子供さんの場合は、「休憩」を挟むことで解消しました。

以前、遊園地などで混乱したり、騒いだり、うろうろして人に当たったりすることが目立ちました。

注意ばかりしていたので、どうすればいいのか思い悩み、色々調べた末、「休憩」が大事であることが分かりました。ONとOFFの切り替えですね。

例えば、試験の途中で緊張したらトイレへ行くような感じです。

遊園地の場合は、カフェなどでジュースを飲んで少し休んでおもちゃで少し遊びました。

そうすると、けろっとまた歩き始めたのです。課題のときも「休憩」を取り入れてみて下さい。

発達障害の子は、ABA方式でもでてくるのですが、「見通し」が大事になりますが、その見通しとは予定を子供にしっかりと伝えるということです。

本人は今日はどこへ行くのか?なんの課題をするのか?とても不安です。

体調が悪い日、うんちが出そうなど、その子その子の都合もあると思います。言葉がなければ伝えることも出来ません。

そのため、事前に1日の予定や1週間でこういう行事や予定があるよということを本人に伝えます。カレンダーや時計が読めなくても絵カードを使って説明します。分かる子でしたら1ヶ月の予定も伝えてもいいでしょうか。

小さいお子さんの場合は、絵カードで例えば病院の絵カードを使って「今日はここへ行きます」という感じで説明します。

明日という概念が分からなければ、「ねんねしてから病院へ行きます」というように、その子の年齢、理解力に合わせて伝えていきます。

もし嫌がるようでしたら体調が悪かったり、ウンチをしたかったりすることもあり、急ぎでなければ予定をずらすことも考え、あまり無理な予定を立てるとパニックにつながります。

「見通し」、予定を伝えるようになったら、その子供さんの場合は、パニックがなくなりました。

「ほんとびっくりしました」と。

発達障害のお子さんの場合は、急な予定の変更が苦手です。出来るだけゆったりとした計画で見通しを伝えて行動することがいいと思われます。

まとめ

療育自体はとても大事なことです。

ただそれだけでは子供は伸びないので、色々な集団生活を送る場所、遊びに行く場所で感じられることがとても子供さんにとって大事になります。

発達障害を持つ親御さんは外出も大変です。

周りの目が気になり、どうして親がしっかり見ないのか?など
偏見を持って見る人も必ずいらっしゃいます。

なぜなら、健常者は、その子供さんのこと家庭のことは分からない、事情が分からないためです。

単なるしつけとしか、分からないからですね。

でも、気にせずどんどんと外出してみて下さい。周りを見ないで子供自身を見てあげて下さい。きっとお子さんの成長を見れると思います。

まわりに迷惑をかけない限り、周囲の目を気にしすぎす、子どさんに向き合うことを大切にしてあげるといいでしょうか。

なぜなら、このブログの伝え手である、私自身も上記のようなお子さん、母親のことを知ってはじめて、そのことが理解できたからです。

また、これまでお伝えしてきたお話は、色々な面や環境からして、どの家庭でもすべて簡単に出来ることではないかもしれません。

それでも、もしなにか取り入れられるところがあれば、いいカタチで取り入れてみて、子供さんに試して戻してあげることはとてもいいことですね。

将来の子供さんのためにも、家族のためにも。

スポンサーリンク



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください