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史上最年少棋士・中学3年生の藤井聡太四段(14歳)が公式戦29連勝を目指す第30期竜王戦決勝トーナメントと増田康宏四段(19歳)戦が6月26日に東京都渋谷区の将棋会館で始まり、歴代新記録の29連勝となるかどうか注目の対決です。
これまで、中学3年生の藤井聡太四段は28連勝していますが、増田康宏四段との対戦次第で連勝が進むのか、連勝が止まるのか注目された対戦なのです。
これまでの、藤井聡太四段の対戦成績で対戦相手、対戦年月日、戦法など下記のとおりですが、26日の対戦で29連勝と新記録が達成できるのか?
abema TV の将棋チャンネルで、29連勝の記録に注目して藤井聡太四段の対戦を終日観戦していました。(abema TV初めて観ましたが、かなりいいですね!)
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目次
藤井聡太四段の28連勝、これまでの過去の対戦記録は?
加藤一二三 九段 2016年12月24日(第30期竜王戦ランキング戦6組)・・1勝 110手 矢倉
豊川孝弘 七段 2017年1月26日(第43期棋王戦予選)・・2連勝 85手 角交換その他
浦野真彦 八段 2017年2月9日(第30期竜王戦ランキング戦6組)・・3連勝 48手 角交換その他
浦野真彦 八段 2017年2月23日(第67回NHK杯争奪戦予選)・・4連勝 87手 角交換その他
北浜健介 八段 2017年2月23日(第67回NHK杯争奪戦予選)・・5連勝 127手 中飛車
竹内雄悟 四段 2017年2月23日(第67回NHK杯争奪戦予選)・・6連勝 111手 四間飛車
有森浩三 七段 2017年3月1日(第67期王将戦1次予選)・・7連勝 72手 向飛車
大橋貴洸 四段 2017年3月10日(第67期王将戦1次予選)・・8連勝 144手 角換わり腰掛け銀
所司和晴 七段 2017年3月16日(第30期竜王戦ランキング戦6組)・・9連勝 107手 角換わり腰掛け銀
大橋貴洸 四段 2017年3月10日(第43期棋王戦予選)・・10連勝 127手 三間飛車
小林裕士 七段 2017年4月4日(第67期王将戦1次予選)・・11連勝 104手 角換わり腰掛け銀
星野良生 四段 2017年4月13日(第30期竜王戦ランキング戦6組)・・12連勝 127手 その他の戦型
千田翔太 六段 2017年4月17日(第67回NHK杯争奪戦本選)・・13連勝 90手 角換わり腰掛け銀
平瀬眞吾 七段 2017年4月26日(第43期棋王戦予選)・・14連勝 140手 角換わり腰掛け銀
金井恒太 六段 2017年5月1日(第30期竜王戦ランキング戦6組)・・15連勝 90手 その他の戦型
横山大樹 アマ 2017年5月4日(第48回新人王戦本戦)・・16連勝 100手 相掛かり
西川和宏 六段 2017年5月12日(第67期王将戦1次予選)・・17連勝 84手 中飛車
竹内雄悟 四段 2017年5月18日(加古川青流戦)・・18連勝 120手 中飛車
近藤誠也 五段 2017年5月25日(第30期竜王戦ランキング戦6組決勝)・・19連勝 102手 相掛かり
澤田真吾 六段 2017年6月2日(第43期棋王戦予選)・・20連勝 155手 角換わり腰掛け銀
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都成竜馬 四段 2017年6月7日(第2回上州YAMADチャレンジ杯)・・21連勝 93手 その他の戦型
阪口悟 五段 2017年6月7日(第2回上州YAMADチャレンジ杯)・・22連勝 139手 四間飛車
宮本広志 五段 2017年6月7日(第2回上州YAMADチャレンジ杯)・・23連勝 141手 四間飛車
梶尾宏孝 四段 2017年6月10日(第3期叡王戦予選)・・24連勝 108手 角換わり腰掛け銀
都成竜馬 四段 2017年6月10日(第3期叡王戦予選)・・25連勝 108手 ゴキゲン中飛車
瀬川晶司 五段 2017年6月15日(第76期名人戦順位戦C級2組)・・26連勝 108手 角交換その他
藤岡隼太 アマ 2017年6月17日(第11回朝日杯将棋オープン戦)・・27連勝 106手 その他の戦型
澤田真吾 六段 2017年6月21日(第67期王将戦1次予選)・・28連勝 99手 角換わり腰掛け銀
ここで、不滅の記録と言わてきた神谷広志八段もつ28連勝の大記録と並びました。
増田康宏 四段 2017年6月26日(第30期竜王戦決勝トーナメント)・・29連勝。(写真はabema TV より、字幕はオリジナル)
神谷広志八段(56)が1987年に達成して、これまで誰にも破られないのではと言われていました。そして、公式戦連勝記録の28連勝を超えして、29連勝達成。
藤井聡太四段(14歳)が30年ぶりに塗り替える歴史的な前人未到の新記録を達成しました!
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羽生善治3冠も
「29連勝は歴史的な快挙です。結果もすばらいしいししょうですが、内容も伴っている点でも、すごみがあります。この記録は時が経つに連れ重みを増してくるはずですし、将棋界の新しい時代の到来する象徴する出来事になりました。檜舞台で顔を合わせる日を楽しみにしています。」
とコメントされていました。
桧舞台で、新人棋士を含めて羽生善治3冠や渡辺竜王と対局するのは、多くの棋士の夢ですね。それが早くも実現できる可能性があるのですから、これからの対戦で実現されるとなると将棋ファンのみならず、多くの人にとってもとても楽しみな対戦になりますね。
谷川浩司九段は、
「新記録おめでとうございます。タイトル戦の本戦に進むようになり、トップ棋士との対戦も増えてくると思います。十代半ばの一番強くなる時期にトップ棋士と戦えるのは幸せのこと。トップとの差は何なのか実際に肌で感じることでまた大きな可能性も開けてくるでしょう」
と、コメントされていますが、確かに伸び盛りに入る時期に上段棋士と対戦できるのは、さらなる高みを目指す藤井四段にとっては最高の環境が整い、さらに腕をあげるチャンスが増してきそうです。
神谷広志八段は
「28と言う完全数は一番好きな数字でした。それが1位でなくなることは個人的には少々寂しいのですが、凡人がほぼ運で作った記録を天才が実力で抜いたというのは将棋界にとってとてもいいことだと思います。藤井さんがこれからの数十年でどんな世界を見せてくれるのかファンの皆様とともに寿命の限り見続けていきたいです」
将棋界では不滅の連勝記録と言われてきた記録をプロ棋士のデビューから公式対戦で、14歳の中学生が塗り替えることになったので、ご本にとってもかなり感慨深いものがあると思います。
師匠の杉本昌隆七段は
「竜王戦本戦という大舞台で神谷八段の記録を抜く29連勝は驚愕です。師匠の私も至福の時間をもらいました。28連勝を達成した帰り道、いつもと同じようにずっと将棋の話をしていたのが印象的で、この時、29連勝を確信しました。歴代連勝のトップに立ちましたが14歳の藤井四段にとってこれは序章。一喜一憂せず、これからもさらなる記録を目指して精進してください」
師匠の杉本昌隆七段にとっても、とても嬉しい大記録になりました。
藤井四段のお母さんは
「このような記録を達成することができ、本当に素晴らしいことだと思います。一局一局を大切に、これからも強くなるという目標に向かって進んでほしいです」
これからも強くなる目標ということですが、どれだけ強くなるのか、今後のタイトル戦など含め、対戦がかなり楽しみですね。
との、それぞれ棋士や藤井四段のお母さんからのコメントがありました。
今後の記録もそうですが、対戦棋士とのそれぞれの対局もかなり楽しみになってきました。