【PR】この記事には広告を含む場合があります。
La La Land(ラ・ラ・ランド)は、最終的に6年間の間に5回観ました。
1回目と2回目を観終わった感想は違い、そして、5回目はさらに違いました。
初回では観終わった後は、かなりショックを受けました・・・。
このあと、ストーリー展開でネタバレにこの後に触れることになります。
ネタバレは避けたいため、一度も観ていない方はこのまま読まずに、完全スルーが絶対のオススメ!
観た後に戻ってきてね♩
では、ここからネタバレが徐々に入ってきます、既に観られましたね。
冒頭のショックは、例えはかなり的外れですが、2024年3月の大谷翔平選手の電撃結婚で、大谷ロス的な感覚プラスアルファに近いもの。
観た後に押し寄せて来る思いや感情は
ミア(エマ・ストーン)に対するものがあり、さらにその次にゆっくり後々に沸いてくる思いは
セブ「セバスチャン」(ライアン・ゴズリング)に対して強くなります(1回目、2回目は特にそうでした)。
しかしです、4回目で観た感想では、ある時点ではミアが正しい見方なのです。
誰だって・・・
なぜ?どうしてこうしなかったのか?というふうに
観終えた後は時間差をかけて徐々に押し寄せてきた感情があります。
2回目を観た時はミアの感情は良く分かり、反対にその時、セブはどうしてみたいに再確認できるのですね。
それは一体どういうことなのか?
順を追っていきます。
La La Land(ラ・ラ・ランド)の感想として
この映画の評価は見始め時と観終えた後のギャップは大きく、先入観のギャップも突き付けられました。
色々な面で本当に良い作品の1本で、タイタニック以来かもしれません。
最初の出だしイントロは3流映画だ?と一瞬感じられました。・・汗
しかし、これが重要な意味を持つんですね。大谷選手の結婚相手の出会いとは全くの真逆な出会い方。
主演はライアン・ゴズリング、エマ・ストーン、監督はデイミアン・チャゼル、2017年の作品では、現在でも色あせることなく間違いなく楽しめる作品の一つです。
目次
La La Land(ラ・ラ・ランド)とは?
La La Land(ラ・ラ・ランド)は、一つはロサンゼルス(Los Angeles)を指し、頭2文字のLA「エル・エー」もまた、ロサンゼルスを指すため、ここでのララ・ランドはロサンゼルスですね。
上の写真はグリフィス天文台から見る風景で、グリフィス天文台とあの有名なHOLLYWOODの看板が見えます。
ラ・ラ・ランドの映画でも2人のデートスポットのシーンに出ていましたね。
ジェームズ・ディーンの代表的作品、「理由なき反抗」にも登場するグリフィス天文台天文台ですが、2人が映画館で「理由なき反抗」を鑑賞中に、上映が泊まるアクシテントがあって、その鑑賞していた舞台となっていたグリフィス天文台のシーンがあります。
見渡す夜景がとてもきれいな観光スポットですが、そのグリフィス天文台をデート仕切り直しの場所に選んだのがミアなのです。
お互いが引かれ合い始めた場所の一つですね。
ラ・ラ・ランドは、夢の国を指しているもう一つの意味もあります。
夢の国とロサンゼルスのハリウッドの2つをかけてLa・Laの国、つまり『夢を追い求める国でもあり、さらにロサンゼルスの北にあるハリウッド』の国。
夢を追いかける2人、どちらも夢追い人・アメリカンドリーマー、ハリウッドの地で目的を持っているならそうなりますね。
(ラ・ラ・ランド)あらすじと率直な感想は?
デイミアン・チャゼルが監督の映画、La La Land(ラ・ラ・ランド)の、冒頭のあらすじと感想は・・
物語は、渋滞しているロサンゼルスのハイウェイから始まります。
渋滞から抜けようと停車している多くの車が連なっている中、それぞれの車内では思い思いの曲を聴いているシーンから始まります。
(このあと冒頭、その後もネタバレが含まれますので注意を・・)
下記の2つのフリーウェイ105線と110線が交差する出口付近で冒頭のシーンで歌い、踊るオープニングシーンが2日がかりで撮影されたようです。
やがて、オープニングから突如として一人の女性が車を降りて歌い踊り出すと、それに連れ多くの車からそれぞれ人々が降り立ち、みんなが踊り、歌い出すシーンは現実の交通渋滞の世界からミュージカルの世界に早変わりする冒頭のシーンからスタートします。
突如として起きる車外のボンネットや車の屋根で、多くの人が踊りだすシーン、マウンテンバイクで車に乗り上げるシーンも
現実には起こり得ないことはミュージカルとして観て分かっているわけですが、反面、映画の物語、一つのドラマ映画として観てもいくわけです。
初回に初めて観ると冒頭から違和感が感じられました。(物語が進行する前に、突如ミュージカル映画に切り替わります)
なんということ・・普通はあり得ないシーンに出くわすみたいに。
ただ、2回目に鑑賞する時では、その歌い出すシーンが楽しみで待ち遠しくなるのです。笑
不思議なものです、ミアのジャズ嫌いが好きになるようなもの?
映画全体としては、ミュージカル映画+ドラマ仕立ての映画として二人の男女それぞれが思い思いの夢を追う、夢追い人(ドリーマー)
それぞれの夢を実現させる中で繰り広げるストーリーで構成されています。
女優志望のミア(エマ・ストーン)は何度もオーディションを受けながらも落ち、目的を果たせないまま幾度となく夢に向かってチャレンジする一方(これが冒頭の歌の歌詞にも出ます)
アメリカンドリームを体感したい場所、ロサンゼルスは夢を叶えたい人々が集まる街でもあります。
なぜならハリウッドは女優、男優、監督、映画制作問わず映画関係者のあこがれの街だから。
映画では、ある映画スタジオのカフェで働くミア(エマ・ストーン)は女優を目指していました。
オーディションを受けても何度も落ち、ある日の夜の帰り道、ミアは偶然店の前で魅せられた曲に引き込まれるようにして・・・
その偶然耳にするジャズバーから流れるピアノの音色が気になり、店に入ると、そこには運命的な出会いとなるピアニストのセブ「セバスチャン」(ライアン・ゴズリング)との、二人の出会いが始まるのです。
セブは、自分の好きなジャズを自由に好きなように演奏できるジャズバーの店を将来持ちたいと願っていた夢追い人なのです。
ところが、ピアニストのセブはクリスマスの日にそのジャズバーで店主との契約で自分勝手の曲を弾くことを禁止されていたにもかかわず、途中で自分好みのジャズの曲(この曲が映画のテーマ曲のひとつ)を弾いたことで首を告げられます。
しかもクリスマスの日に。汗
悲しみにひしがれるセブが店を出ようとする途中で偶然出会ったミアと店内でぶつかります。
(以前に出会ったことに気づくことになりますが)
クリスマスの日に首になって職を失い茫然自失のセブには心の余裕はなく店内から即座に店を後にします。
なんと、クリスマスの日にクビになるとは・・・
ミア同様に落ち込みますよね、こうして偶然が重なる2人の出会いから物語が始まります。
La La Land(ラ・ラ・ランド)を観た感想は?The End前後は人それぞれの人生!?
映画のラストシーンでは、スクリーンに最後に現れた、『The End』の字幕、それは人それぞれの映画を観る観客の人生もまた、映画の主人公と同じようにある!?に、尽きるのではないかと思います。
さらに先に進みます、ラ・ラ・ランドの感想ですが・・・
まずは、映画が終わって出る字幕、The Endのシーンで、感じることは、こんな展開になることはアリ?と、まずは感じました。
完全に感情移入していて一抹の寂しさがあります。
観る人によっては同じように感じるかもしれません。
これまでずっと長い間、理想として夢を描いてきたシーンが走馬灯のように先戻しで回るシーンがあります。
「こんな理想だった」を脳裏に描きながらピアノを演奏する中で、現実と理想が走る走馬灯のシーンが進行しています。
観ている方も、この理想のシーンであったらどんなにいいだろうかと(違う観た方ももちろんあるでしょうけど)
ひとまずハッピーエンドになって欲しいと願う人も多かったかもしれませんね。
自身はまさにその口。
しかし、映画の最後では理想と現実を突き付けらることとなります。
結末はそれとなく流れから分かりつつもありながらショッキングな結末となります。
しかし一方ではどうにもならない結末はもう分かっていながらも、もう一回、先に戻ってやって欲しいみたいに。
ただ、このラ・ラ・ランド、人の観るカタチは人それぞれの違った想いが重なると思われます。
どういうことか?
自身の感想としては、ラストシーンは、映画の配役にミアが受かってパリに旅立ち別れてから5年後に偶然再会することになります。
ミア(エマ・ストーン)も、セブ(ライアン・ゴズリング)も別れる寸前までは、昼に2人が合って将来について話したグリフィス天文台では、それぞれ「愛している」としていました。
「この先は様子をみていこう」として話し合い、ミアを女優として合格するだろう覚悟も決めてパリに見送ったのです。
それぞれの夢を実現させるミアの女優の夢実現に全力をあげることを優先させるために。
この5年前のパリに見送る前のお互いの話はそういう話し合いも一つの方法ではありますが・・・、これが・・・
問題はここからです。
この話し合いや旅立ちを見送ることや5年を経過する物語はミアとセブの物語であるのですが
一方で、観客それぞれの物語でもあるのです。
これが冒頭に言っていました人ぞれぞれの想いの受け取り方なのです。
観客それぞれの物語とはどういうこと?
つまり、ラ・ラ・ランドはグリフィス天文台で話し合った時から5年間、観客の皆さんだったらどうする?のように
また、自身だったらどうしている?なのです。
そうした考え方も相手優先でアリです。そう思います。
なぜなら結婚してしまったミアと独身でいたセブは5年後に、偶然にミアのご主人を連れて、行く予定も無かった夕食をとるために、偶然入ったジャズバーで再開(出会う)することになりました。
しかもそのジャズバーこそ、セブの夢見た自分が経営するジャズバーだったのです。
地下に降りて行った店の名前はミアが過去にセブに店の名前を提案してセブが嫌がった「SEB’s Bar」だったのです。
ミアはその店名の看板を地下に降りて行って店の入口前で偶然に店の看板の店名を目にします。
あれほど、店の店名にチキンの名前を入れたいと本人が言っていたのにもしやと・・
そしてミアが店内にご主人といっしょに入って5年ぶりに目にするのは・・
また同じくセブがミアが店内の座席に居るのに気づいて目が合い、驚きを隠せないままとった行動は?
そして5年前にプレイバックしてセブの思いと理想にしていたことが走馬灯のようにシーンは静かに流れていきます。
そして結末に、この5年間の中では、それまで2人はそれぞれなんの連絡をとっていないことが想像できます。どうして?・・
それぞれ「愛している」様子を見ていこうとした、それぞれの夢が違っても共通の夢を追う2人なのに。
恋愛の状態をそのまま凍結しておいたまま?・・
普通はその後の連絡は何らかのカタチでする人も多いかもしれませんね。
遠距離恋愛から2人の想いは遠ざかることもあるでしょう。
それでも、その後それぞれは夢を追いつつ忙しいとしても何らかの情報交換などもあるのではと考えます。
映画の中のストーリーだからそれまでと言っても・・・
ここは多少言及したいところですね。笑
夢を追っていくことも大事なこと、しかし同時に同じくらいに2人の想いも大切なのに、なぜこれまでずっと相手を放っておいたのか?なのです。
現実に生きる?
女性ミアと理想を追い続けて忙しさの中で時が流れていったことに気づかずに、店の切り盛りに一生懸命になっていたセブ。
2人がその後どうなっているのか、どう付き合いしていたのかまでは詮索しないまでも『セブがセブなら、ミアもミア』が
後から追っかけてきた思いなのです。(ミュージカルではなくドラマとしてとらえると)
『2人とも、どっちもどっち』なのです。特にセブも、そしてミアは今あるのはセブのおかげでもあるのです。
あの時のセブの気遣いが無ければミアの人生は変わっていました。
物語的には。遠距離恋愛もどんなカタチになるかは本人次第にせよ決着をつける時が遅かったのですね。
また、お互いの様子を見ることを継続してするべきことをしていなかったために起こり得たのではないかと映画の中の物語とは言え感じます。
映画もドラマもそうであるように人生というドラマも自分自身が自ら作る、創っていくのが自身の人生のドラマとも思っています。
2回目の鑑賞では、セブのせっかくのサブライズだったのにセブの思いや言い方から。ミアの怒った感情も良くわかります。
「そんなひどい言い方をしてなぜあなたに恋したのか分からないの?」とセブに言いたくなるのは当たり前ですね。
「なんだと思っているの!バカにしないでまったく!」と言いたくなります。
これは、結婚前や結婚後も言えることなのですね。
言い方一つ状況によっては人生の一つの節目になってしまうからです。
相手の思いや感情もとても大切にしないといけないのですね。
ただ一つ言えることは、もし私がセブならミアにはその後、連絡を入れてコンタクトをとったり会ったりできるように行動していると思います。
La-La Land(ララ・ランド)アカデミー賞受賞部門は?
La La Land(ラ・ラ・ランド)は、アカデミー賞6部門の受賞と快挙を遂げます。
そのアカデミー賞6部門で受賞した各部門は下記のとおりです。
部門 | 女優・監督・曲名・曲名・作曲家・撮影・美術 | 映画名 |
主演女優賞 | エマ・ストーン | 「ラ・ラ・ランド」が受賞 |
監督賞 | デイミアン・チャゼル | 「ラ・ラ・ランド」が受賞 |
歌曲賞 | City of Stars(シティ オブ スターズ) | 「ラ・ラ・ランド」が受賞 |
作曲賞 | ジャスティン・ハーウィッツ | 「ラ・ラ・ランド」が受賞 |
撮影賞 | リヌス・サンドグレン | 「ラ・ラ・ランド」が受賞 |
美術賞 | デヴィッド・ワスコ、サンディ・レイノルズ・ワスコ | 「ラ・ラ・ランド」が受賞 |
エマ・ストーンのゴールデン・グローブ賞を受賞しますが、ライアン・ゴズリングは、もちろん実際に奥さんがいらっしゃいます。
ここでなぜかホットします。笑
歌曲賞は意外でした、曲名は映画のシーンにも何度も登場して、とてもお気に入りでいい曲は間違いなのですが、「ズートピア」あたりも、とてもいい曲で受賞の筆頭になるかと予想していました。
が、しかし、2回を観ている中で違った感覚になる一つに、1回目では物語に集中して感じなかった終始バックに流れる音楽は心地よく感じます。
このあたりはズートピアとは違って音楽の心地よさと大人の雰囲気と音楽の深みをずっと醸し出し続けています。
なるほどと、アカデミー賞の映画音楽の良さが感じられる一品です。
La La Land(ラ・ラ・ランド)の評価は?
このララ・ランドを観終わってしばらくたって1週間、2週間と日を置いていくと、ちょっとした変化を感じることができます。
例えば、イントロとでもいいのですが、音楽の最初の数十秒間でもララ・ランドの音楽の数曲でもタイトルを聴き返すと、なんと、観ることろは極端に感じなかった音楽やメロディが以前と違う感覚の音楽を感じて聴こえてくるのです。
最初に来るのが「なつかしさ」の感覚。
映画のワンシーンが思い返されてきます。一曲一曲の映画で奏でられた曲のなつかしさを感じられます。
何かいいなー、みたいな。
もう一度、ラ・ラ・ランド観てみたいような。
でも結末が分かっているので・・・となり、切なさみたいのも再度、実感するでしょうか?
映画のシーンの中の音楽をまた実感できる楽しめることやミュージカル映画としても、音楽とシーンが一体となって楽しめるので評価は最初より高くなる、また観たいともなるのではと思われます。
(もちろん、人によってはそれぞれお好みがあります)
ラ・ラ・ランドのメイキングも面白い実際にピアノを弾いて、ダンスも振り付けだけでなく基本からダンスを習うなど本格的に映画のシーンを主人公になりきりを演じています。
それが、この映画を面白くしている映画を終わった後もこうして楽しめるのですね。
そして、2回目を観ましたが、時間はあっという間に終わり、1回目以上になつかしく音楽もバックで優しく聴けて、物語の楽しさはまた1回目と違った気づきや楽しみ方ができたのがとても良かったですね。
参考までアマゾンにあったブルーレイで観てみたい楽譜で弾いてみたいはアルバムのピアノ演奏の楽譜
ラ・ラ・ランド スタンダード・エディション [Blu-ray]
音楽だけで楽しみたいは
そして、映画が終わり一般的には、エンドロールの途中で席を立つ人も見られますが、後日2回目を観た後、エンドロールが完全に終わって照明がついた後に初めて席を立ちだした観客も多く見られました。
同じく完全に最後の最後まで席を立ちたくなく、もう少し映画と音楽の余韻で座っていたい、ラ・ラ・ランドの世界にいました。
4回目鑑賞での感想はフラッシュバックがよりリアルになりその意味が完全にわかります。
ミアがオーディションに合格していっしょにパリに行くシーンがありますが、そのシーンが本来のセブのもう一つの思いに気づいたシーンでした。
セブがサプライズ食事の際にミアに言ったセリフがそのものだったのです。
そのことを実行していたらタラレバの世界で2人の思いも合致してうまくいっていたことに・・・
ミアはパリにって約2年後に結婚したイメージになります。
色々な意味でその後の『ラ・ラ・ランド パート2』を観てみたいものです。
そして、6年後の5回目に観た感想で感じることは相手のパートナーを過去より今をさらに幸せにしているのか?
と、一度立ち止まって振り返り自身に自問自答していること。
振り返る時間を見つめる瞬間でもありました。
更にパートナーを幸せにして、よりよくしていきたいと。
最後のオーディションの歌詞では、『叔母は昔パリに住んでいて、家に帰ってきては海外の暮らしについて話してくれた。ある時川に飛び込んだ話をしてくれたことを思い出す、裸足で』
『叔母と雪とセーヌ川叔母の微笑み彼女はもう一度やりたいと言いました』とあるので、最後のシーンで歌っていたのは、姪っ子だったのではないかと思ってます。実は、続きがあって、もう一度最初から映画をみると、ハッピーエンドになるという想像を膨らませています。最後のシーンから繋げて1番最初のシーンをみると、彼女を追いかけているシーンに見えました。姪っ子の顔が似ているってことは・・・
コメントありがとうございます。
>ハッピーエンドになるという想像を膨らませています。
ラ・ラ・ランド2が、あって、その続きのシーンがあればなお素敵ですね。
可能性は限りなくゼロに近いですが、更なる展開を期待したところです。
ありがとうございます。